内田雄介設計室
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内田雄介設計室

外との繋がりを高める手法②

[ ARCHITECTURE ]

バルコニー

こちらの開口部は、造作の木製窓になります。壁に引き込むことでフルオープンになる納まりです。

これによりバルコニーとダイニングスペースが一体となることで、内と外の空間が繋がり連続性が生まれます。

またバルコニーには深い庇を設けました。庇がある事でバルコニーは内と外の中間領域的な役割を果たします。その事で外部が内部化されより一層、外部を意識することが出来るようになります。

またこちらの窓はあえて床と段差を設けました。この段差があることで空間に落ち着きと安心感が生まれます。同時にこの段差はベンチの役割も果たしてくれます。

また大きな窓を設ける場合には、それとバランスをとるように余白となる壁面も大切な要素になります。

風景と一体となった開口部と余白。それにより光と風、そして眺望をコントロールします。そこにはきっと心地よい居場所が生まるはずです。